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2014.10.31
一枚目

という訳でなんとか今年も一応の完成にまで漕ぎ着けました。図らずもレジン村・トリを務めさせていただきます。
車輛の形自体がシンプルなので余り写真は多くありませぬ。まずは正横から作品の全景おば。
折角の完成お披露目なので急遽コンパニオンのお姉さんにも撮影に参加していただきました
(スイマセン、今回はこれ一枚なんでご容赦を)。

今年の台座は2oと3oの透明アクリル板をハンズで買ってきまして、それをカットして組み合わせています。
御覧の通り二階建てとなっておりまして、大きさは平面形が15×12o、高さが台座のみで約55o。
一階、二階それぞれのアクリル板を四隅のネジで固定しておりまして、互いのネジの足をアルミパイプでつないであります。

二枚目
コンパニオンのお姉さんには退場戴きましてw前方から一枚。
いままで製作途中の写真は俯瞰気味の写真ばかり投稿してきましたが
ようやく本車のイメージになじむ構図での写真となりました。
車輛の塗装ですが、そもそもの開始時点から
“カーモデルではない(ミニカーっぽくはしない)、しかし戦車でもない民間車両”
というコンセプトでどう仕上げるのか、を考えてきたつもりなのですが、今回は正直あまりうまくいきませんでした。
実際にやったことは、以前上げた下塗りの上から今まで自分ではほとんど使ってこなかったエナメルを
明暗混色しながら薄めに塗っては落とし、塗っては落とし、というように、まぁ一言でいえばウォッシングの重ねがけみたいなもので
単色の赤に深みを持たせたい、ついでに塗りムラも強いて消さずにできれば味にしたい、と思ったのですが・・・

暗中模索のまま時間切れといいますか、出来上がってみたらどうにも中途半端ですね。
実は上に書いたのは結果的に、最終的にそうなったというだけで最初から計算してやった訳ではなく
どちらかと言うとフィニッシュ直前まで行き当たりばったりな状態が続いてまして
それが結果にもよく出とるわい、という所です。

ちなみにこの画像では運転席側の窓ガラスが見えませんが、下にさげてるだけです。
決して付け忘れているわけでも、付属の透明シートの印刷通りに切り抜いたら窓枠より小さいがななんじゃこれ、という
のを誤魔化したいわけでもありません。
まぁ運転席の中に補修でピンセットを突っ込みたくなった時のアクセス用に、というのはありますが。

三枚目
後方からもう一枚。最後の最後でキットのデカールが随分質が悪いというか、水につける前から剥がれ気味(!)みたいな感じで
こりゃこのキットの最大の欠点かも知れん、と思ったのですが今更使わない訳にも行かないので
鷲章とライヒスポストのロゴは貼りました。二枚目は写真が誤魔化してくれてますがこちら三枚目は誤魔化し切れてませんねぇ
(諸般の事情で今日はソフター的なものが使えなかったのです)。付属のデカールにはあとドアに貼る車両の登録番号
みたいな数字の羅列が付いているのですが、そんなわけでそちらは貼る気がしませんでしたので今日の所はオミット。
その代りといってはなんですが、ちょっとした遊びを入れてみました。画像に写ってますが、お分かり頂けただろうか?

四枚目
実は今回の作品のメインは画像に写っている、台座一階部分に仕込んだ“鏡”です。
モノ自体はボークスで売ってるフィギュア等用のアクリル製鏡面台座ですが、今回の作品全体のデザインも
更にいうとこの“ゴリアテ”というアイテム選択も、全部この鏡を使うためでした。

ソフトスキンの模型といえば一番手間がかかるのがシャーシです。
しかしこのシャーシ、この通り完成すると通常はほとんど見えません。
見えないんなら省略しちゃえ、というのは戦車の内臓なら可能ですが、
ソフトスキンのシャーシはちゃんと組まないと全体が破綻してしまいます。
手は抜けない、でも見えない、そんなシャーシに光を!というのが今回の作品のメインテーマです。
ほうら、結構きれいに見えるでしょう?写真だからアレですけど実物はもっとクリアで十分鑑賞に堪えます。
なかなかありませんよ、車両の上面と底面が一枚に写ってる写真なんて。
戦車の模型も最近は底のディテールまできちんと考証されてる場合が増えてるので
ちゃんと光を当てるべきですね、クラッシュモデル以外でも。

ちなみに今回の作品にこのゴリアテを選んだ理由、それは“ちょっとでも普通と違うシャーシ構造の車両を載せたかったから”であります。
もしタトラあたりのデキの良いキットが手元にあったらそっちにしたかも。

五枚目
ラストです。
今回の台座、接着剤は使わずに8+1本のネジで組んでおりまして、この通りいつでもバラせます。
ポストもアクリル板で作ったダボを小さいネジでとめて、そこに挿してあるだけです。
全体が透明板なので下手に接着剤を使ってはみ出したら汚いなぁ、というリスクを避ける為と
収納・運搬に便利、あるいはどこかに傷が入ったりした場合もその部分だけ造り直して交換することが可能、というメリットを考慮しました。

銘板は一階メインの板(これだけ3o厚)にリューターで直接掘りました。
ネットで拾ったブラックレターのフォントで版下をつくり、プリントアウトして貼り付けて当たりをとっています。
名前の上側のマークは同じくネットで拾ったボルグヴァルド社の社章をこちらはBMCタガネで掘りました。
オマケのポストは昨日書いた通り。ドアを開閉にするのは無理っす(戦車のハッチじゃないんで多分ヒンジが極小ではないかと>かば◎さん)。
その代り頑張って集荷予定表?らしきものの上についてる“Reichspost”のロゴを付けてみたんですが
この大きさじゃ無理がありました、何が何だかワカラナイ。

という訳で私からの完成報告は一先ず以上です。
月並みですがこうして今年もなんとか一つは積みを減らせたのも住友さんと参加者の皆様のおかげです。有難うございました
(住友さん、御風邪、ご自愛くださいませ。あと、特にたーさん村長以下、同志レジン村村民の皆様に最大級の謝辞を)。


皆様からのコメントです
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このような見せ方を考えておられたのですね!
ベースも含めたトータルでのデザイン力・プロデュース力の高さを感じました。
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hide さん完成おめでとうございます!
今年のスミコンはレジン村が大活躍〜住友さんに胸をはって会えますね!
レジンキットはメーカーは様々ですがどれもマスタービルダーの愛がつまっています。
メーカーに完成画像を送れば一緒に喜んでくれる。そんなガレキが大好きなんですよ。
インジェクションキットが嫌いということではありませんが、自分でパーツの取付け位置を考えたり、車両の構造を確認しながらの作業は楽しいものです。
組み立て説明書は、あくまで参考にが基本です(笑
このキット、私も攻略してみたいです。
お会いしてお話できるのを楽しみにしていますね!
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完成おめでとうございます。なんとかわいらしい車両!
塗装も単なる赤ではなく、塗りむらの味がじわっとでていて、深みのある赤になっていると思います。現代の車両のようにツヤピカではないけれど、当時の人々が大切に塗りかえながら使っている雰囲気、とでもいいましょうか。シャーシを見せたいという思いからできた台座もすごいです。車両については全くの無知なので分かりませんが、模型に対する情熱と思いを実現できる技術の高さを感じました。
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完成おめでとうございます

去年もそうでしたが、今年も素敵な台座ですね
今年は台座どうするのかな?と思ってましたが、来年も期待してます
高さも出て高級感あるし、車両の見えないシャーシが見えるのはいいですね
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完成おめでとうございます
制作のテーマとして、台座のギミックを生かすためのキット選定とは。
やはり、単品作品は展示台が必要という事を実感しました。
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完成おめでとうございます。
かわいくて赤くてハーケンクロイツなヤツですね。
今回も見せ方に工夫があり、感心しました。
お疲れ様でした。
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完成おめでとうございます。
すごくインパクトがありますね!
真っ赤でカワイイ車両、ステキです!
昨年同様、ベースもとても丁寧で凝った工作をされて、素晴らしい作品だと思います。
銘板、すごいです。こうしたところがさらに車両を引き立たせるのですね。
お疲れさまでした。
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完成おめでとうございます。軍用車輌の作品のなか、こういった公用車両は、色も鮮やかで、新鮮ですね。(そういう効果も狙っていたのでしょうか?)車両を引き立てるためのベースも凝っていていいですね。既に来年の構想も練られているのでしょうか?お疲れさまでした!
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完成おめでとうございます。
hide殿はいつもどうなるか予想がつかなくて、完成を見て驚かされて、とにかくアイディアの豊富さに脱帽です。
見習わないといけません。
お疲れ様でした。
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お疲れ様でした。赤と黒の小粋な車輌、素敵です。我が家のインテリアに欲しいです。
いや、ウチにこれを飾るにふさわしい場所があるかどうかが問題だ!

前回の二十八糎砲もそうでしたが、単に「そこに置く」だけでない展示台とのコンビネーションが、よく練られているのが流石です。
私なぞ、展示台のことまで頭が回らないのですが、
「最初から構想のうち」あるいは「そちらが構想の先」というところがすごいです。

ちなみに「下が鏡の展示台」は、美少女フィギュア界以前に、飛行機モデル
――特に(ローゼンジ模様のドイツ機など)裏もそこそこ派手な第一次大戦機を見せる場合に時々見ますね。
しかし単に鏡を置くのでなく、これだけ「シュッと」綺麗な展示台はあまりない気がします。

ところで、このあつらえたような赤と黒のお姉さんは誰?……黒森峰?

なお、私、これとは全然別の「赤と黒ソフトスキン」構想、製作途中です。
いずれブログででもお見せできれば……。

それはそれとして、hideさんが仕込んだという「ちょっとした遊び」の謎が解けません。
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完成ご苦労さまでした
いつもながら見せ方がおしゃれですね
赤も目をひいて、素敵だと思います
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投票時のコメントです
一目拝見して、インパクトがとてもありました。 車両のみならず、台座に至るまで凝って作っておられて、一球入魂的な素晴らしい作品だと思いました。 工作過程を拝見していましたが、丁寧でとても緻密だと思いました。
展示方法が可愛くて良いと思います。なんかほっこりしてしまうような感が・・・。
展示台のアイデアを実現されるための、題材選びという、仕上がりをイメージした作品への取り組み方法、とても参考になりました。
透明アクリルと鏡の組み合わせ、特に鏡については飛行機モデラーが裏側・脚収納部等の作りこみを見せるために使われているのは知っていましたが、AFVに利用するという発想はできませんでした。(うらやましいです。)

T-05 hideさん
ボルクヴァルト・ゴリアテ F.400(ドイツ郵政省)