Wirbelwind
IV号戦車の車体を流用した対空戦車であり、戦車部隊に対する敵機の攻撃に対抗するためドイツ軍がオストバウ社に作成を依頼したもの。メーベルワーゲンの不足を補うため、またメーベルワーゲンより確実に乗員を防護できる対空戦車が望まれての発注だった。主兵装として4連裝20mm対空砲 (2cm Flakvierling38) を裝備していた。4連裝20mm対空砲は低空で侵入する襲撃機や戦闘爆撃機に対してはそれなりに有効ではあったが、射程・威力ともに不足がちであり、より高空の敵に対しては威嚇程度にしかならなかった。
IV号戦車の車体には手を加えず砲塔だけを載せ換えるだけなので生産性は悪くはなかったはずだが、新規生産ではなく修理に戻ってきたIV号戦車からの改造であったため、総生産数は84輌(122輌との説もある)に終っている。
IV号戦車G・H型がベースの場合、もともとあった砲塔旋回モーターが撤去されており、またFlakvierling38に比べても砲塔の重量の分だけ旋回速度が遅くなり、接近する敵航空機を追尾できないことも多かった。また砲塔には射撃手と装填手計3名が収容できるだけで、指揮観測を行う分隊長が入る余地がなく戦車の脇に立つこととなり、戦闘中の連絡がやりにくくメーベルワーゲンよりも非能率的であった。
(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用)

ドラゴン 4号対空戦車 ヴィルベルヴィント完成です。
キットは先に発売された4号戦車H型後期(スマートキット)をベースに、新金型のヴィルベルヴィンド用砲塔がセットされたもので、マジックトラックやカルトグラフデカール、エッチングパーツも同封されています。
砲塔の装甲板は複雑な形状を2方向スライド成型により再現されており、薄い装甲板も溶接跡もリアルに再現されています。また対空砲の基部は戦闘室内部に組まれたアングルにマウントされている構造になっており、キットでは忠実に再現されています。
今回組んでいて感じたことは、更にユーザーフレンドリーなキットに進化していることで、例えば左右対照のパーツは接着誤りを防げるように、ダボの形状を変えてあり、組みやすさもますます磨きがかかったように感じます。


(アーマーモデリング誌 2009年10月号に掲載されました)


製作記